引退までの道のりはこうである。
店長「っしゃっせーーー!どうぞーーー!」
俺「いっらっしゃいませー どうぞ~」
店長「・・・うーん、あのな、君もうちょっと声大きくならへんか?それじゃ全くお客さんに聞こえてへんで。」
俺「あーー、、そうっすね。。もっと声張っていきますわ。」
店長「聞こえてへんのは、言ってへんのと同じや。たのむよ、よろしく!」
店長「っしゃっせーー、どうぞーーー!」
俺「いらっしゃいませ!どうぞ!!」
店長「おおー、ええ感じやんか、その調子で頼むわ。」
俺「はいっ!頑張ります!」
数日後。
店長「っしゃっせーーーどうぞーーー!今ならすぐお出ししますよーー!」
俺「っしゃせ、どぞ~、、」
店長「・・・・・・声、もっと張っていこうや。なあ。」
俺「いや、、、これでも、、まぁ、僕なりに出しとるんですがね。」
店長「そうか。 君な、いつまでたっても声ちっさいんや。いつもいっとるやんか。んで注意されたときだけ大きくなって、またちっさなって。 その繰り返しやん。」
俺「スワセン・・・」
店長「うーん、あのな、なんかやる気感じられへんわ。ちょっとええか、君、名札かしてみ。」
俺「はい、」
店長「ああ、あと入店許可書も。 これ、次くるときまで預かっとくわ。ほんまにやる気あるんやったら、また来い。そんとき返すから。ちょっといっぺん考えてきて。」
俺「はぁ。。はい。すいませんでした。」
数日後
俺「店長!!!」
店長「お、お前か。どうやったんや、やる気出たんか。ったく来るの遅いで!」
俺「今までお世話になりました」
店長「!?」
俺「ちょっと僕には難しかったです。これ制服です。ほんまに今までありがとうございました。」
店長「 」
俺「ではまた・・・!失礼します。」
フードコートアルバイト編 完。
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